写しを渡す前に
原本還付用のコピー
遺産分割協議書や調停調書のコピーで、登記に関係のない預貯金の額などを消してから出せます。原本の PDF には手を付けません。
本人確認書類の写し
保険証の記号・番号やマイナンバーなど、写しで隠すよう求められている番号を探して消せます。スマホで撮った画像(PNG・JPEG・HEIC)もそのまま開けます。
相続人・金融機関への資料
渡す相手ごとに見せる範囲が違う資料も、同じ原本から相手ごとに別のファイルとして書き出せます。
原本を守る・記録に残す
原本は上書きしない
書き出したファイルは「元のファイル名_墨消し.pdf」として別に保存します。原本の PDF はそのまま残ります。
金額は残す・囲んで消す
金額は個人情報として候補に出しません。消したい金額や欄は、ページの上でドラッグして囲めば消せます。
検証レポートを残せる
書き出しの直後に、消した語が残っていないかを自動で確かめ、PDF・CSV で残せます(個人版以上)。
文書を事務所の外に出さない
処理はすべて Mac の中で行います。依頼者の書類をクラウドに上げる必要はありません。
写しの墨消しのしかけ
Fuseji は日本語の PDF と画像を読んで、氏名・住所・電話・口座・生年月日・マイナンバー・保険証の記号と番号・運転免許証の番号などを自動で探します。検出は「候補の提示」であり、最終的な判断は画面で行う前提です。
墨消しは「下の文字ごと消す」焼き込み方式です。黒い四角を重ねるだけの黒塗りと違い、ファイルの中の文字そのものが無くなるので、あとからコピーや四角の移動で読めません。
原本のファイルは上書きしません。同じ原本から、金融機関向け・相続人向けのように、相手ごとに消す範囲を変えた写しを何通りでも書き出せます。
保険証の写しの記号・番号は、受け取った側でも復元できない程度に隠すよう、国の通知で求められています。Fuseji は下の文字ごと消すので、黒塗りの下から番号を読み取ることはできません。
書き出した直後に自動で全文検索が走ります。消した語がどこにも残っていないことが、検証レポートとして PDF と CSV で残ります。プロ版以上の厳密検証では、画像になっている部分の文字まで読み取って確かめます。
紙の書類をスキャンした PDF も扱えます。文字の無いページは Mac の文字認識で日本語を読み取ってから、同じ精度の自動検出を行います。
受け取った PDF を検査する「剥がしテスト」は、無料版でもずっと使えます。黒い四角の下に文字が残っていないか、見えない文字・注釈・添付ファイル・文書情報が残っていないかを調べます。
プロ版・事務所版は銀行振込の請求書払い(適格請求書)に対応します。ネットに繋がない環境向けに、オフラインで使えるライセンスキーも発行しています。使える台数はプロ版が 2 台、事務所版が 5 台です。
司法書士の方からよくある質問
登記に出す原本の PDF も書き換わりますか?
いいえ。Fuseji は原本のファイルを上書きしません。黒塗りは、別のファイルとして書き出した写しにだけ入ります。
保険証の写しの番号も消せますか?
はい。保険証の記号・番号、マイナンバー、基礎年金番号、運転免許証の番号などを、それぞれの書き方から探して候補に挙げます。最終的な確認は画面で行ってください。
スマホで撮った免許証の写真も使えますか?
はい。PNG・JPEG・HEIC の画像を開き、文字を読み取ってから候補を出します。書き出すと同じ形式の画像になり、撮影場所などの情報も取り除きます。
金額も自動で消えますか?
金額は個人情報として候補に出しません。消したいときは、ページの上でドラッグして範囲を囲めば消せます。
検出の精度はどれくらいですか?
数値でお約束していません。自動検出は「候補の提示」であり、漏れがないことを保証するものではありません。最終確認は必ず画面で行ってください。本アプリは各ページの確認状況を記録しますが、見落としに対する責任を負うものではありません。
請求書払いはできますか?
プロ版・事務所版は銀行振込の請求書払い(適格請求書)に対応します。ネットに繋がない環境で使えるライセンスキーも発行できます。
相続人ごとに、消す人を変えた写しを作れますか?
はい。見つかった氏名や住所は、右の一覧で語ごとに「消す」「残す」を切り替えられます。同じ原本から、金融機関向け・相続人向けのように相手ごとに別のファイルとして書き出せます。表の欄のように語でない部分は、ページの上でドラッグして囲めば消せます。
ほかから届いた黒塗りの PDF も確かめられますか?
はい。「剥がしテスト」で、黒い四角の下に文字が残っていないか、見えない文字・注釈・添付ファイル・文書情報が残っていないかを調べられます。金融機関やほかの事務所から受け取った写しを、そのまま次の相手に渡す前の確認にお使いください。無料版でもずっと使えます。